請求の趣旨
被告は原告に対して、損害賠償金として6,000万円のうち一部として160万円を支払え。

請求の原因
（被告、及びその嘱託医、指定医を被告側という。）
被告側管理下において、平成27年から原告は両目が見えなくなった。・・・①
また原告はモルゲロン病という疾病的異変なった。・・・②
そのため原告は定期的に後見人の手当てが必要になった。・・・③
被告側は原告が①②に至る結果について回避義務があった。
被告側は①②③について債務不履行及び不法行為責任がある。
被告側は原告の両目について視力の回復可能性などについて医学的合理性のある説明義務があり、且つ、それに応じた損害賠償責任がある。
また被告側は、疾病的異変をモルゲロン病と主張する原告側に対して、疾病的異変が何という疾病かについて特定し、医学的合理性のある説明義務があり、且つ、疾病的異変を特定するか否かに拘わらず、それについて損害賠償責任がある。
尚、被告側の法的責任は全て被告にある。
請求の経緯
平成28年4月1日、①②に関連して、原告は被告側江別すずらん病院を、札幌地裁と札幌高裁に提訴した。
令和3年11月16日、①②に関連して、原告は被告を札幌地裁に提訴した。この時、被告側稲村圭一医師は、令和4年5月19日付け診断書で、原告の病状を、湿疹や苔癬について述べるが、これは状態をいうだけであり、疾病的異変を特定していない。